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坂野雄一


学生へ、あるいはこれから入学を目指す方へのメッセージ
私たち人間は実はこの世界を正しく知覚していません。変なクセが多くあります。実は個人差もかなりあります。ですがその一方で、足りない情報からうまいこと世界を再構築して知覚しています。(多くの人が普段あまり不自由なく生活できているのはそのためです。)

本研究室では、そんな、変だけど、うまいこと情報処理している視知覚のメカニズム(仕組み)を明らかにしようとしています。また、視覚のクセを映像などに応用して、社会に役立てようとしています。


(1) その一例が錯視研究です。視覚の変なクセがはっきりと現れる現象が錯視です。どうやったら錯視が現れるのか、また、錯視を社会へ応用する方法を研究します。

(2) また、近年、バーチャルリアリティ(VR)や、仮想世界と実世界の景色を混ぜた世界(複合現実:Mixed Reality, MR)などが普及しつつあります。その背景には、広視野3D映像の効果があります。VRやMRを含め、広視野3D映像が生み出す可能性を、知覚特性から社会応用へと探究していきます。

(3) その他にも、私はこれまで質感(特に光沢知覚)について研究をしてきましたので、質感研究も可能ですし、その他、様々な視覚特性や視覚以外の感覚や感性全般についての研究も可能です。スポーツに関わる視覚研究にも大変興味があります。

最近の研究上の関心

  • 視覚の仕組みの解明とその社会応用
  • 錯視研究とその社会応用
  • 広視野3D映像の可能性の探究(バーチャルリアリティ(VR)、XR)
  • 質感知覚特性の解明とその社会応用
  • 卓球競技向上のための視覚研究(視覚トレーニング、注意、視線)
  • 視覚に限らず、感覚、知覚、感性全般

研究業績の抜粋

※全リスト:
  https://www.agu.ac.jp/~sakano/publications.html

<著書>
  • 両眼立体視とその応用.図説 視覚の事典, (第2章 第13節, p.92〜p.95), 株式会社朝倉書店(2022)
  • 光沢知覚のメカニズムと評価.ヒトの感性に訴える製品開発とその評価, (第1章 第4節, p.31〜p.40), 株式会社技術情報協会(2018)

<論文>
  • Yuichi Sakano & Hiroshi Ando. (2022). Conditions of a multi-view 3D display for accurate reproduction of perceived glossiness. IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics, 28(10), 3336-3350.
  • Yuichi Sakano, Atsushi Wada, Hanako Ikeda, Yuriko Saheki, Keiko Tagai, & Hiroshi Ando. (2021). Human brain activity reflecting facial attractiveness from skin reflection. Scientific Reports, 11:3412, 1-13.
  • 伊藤禎宣,坂野雄一,藤野健一,安藤広志. (2017). 無人化施工において遠隔操作の映像環境が作業効率へ与える影響について.土木学会論文集F3(土木情報学), 73(1), 15-24.
  • Atsushi Wada, Yuichi Sakano, & Hiroshi Ando. (2016). Differential responses to a visual self-motion signal in human medial cortical regions revealed by wide-view stimulation. Frontiers in Psychology, 7:309. doi: 10.3389/fpsyg.2016.00309.
  • Atsushi Wada, Yuichi Sakano, & Hiroshi Ando. (2014). Human cortical areas involved in perception of surface glossiness. NeuroImage, 98, 243-257.
  • Yuichi Sakano & Hiroshi Ando. (2012). Psychophysical evaluations of a current multi-view 3-D display: Its advantages in glossiness reproduction. Journal of the Society for Information Display, 20(5), 286-292.
  • Yuichi Sakano, Robert S. Allison, & Ian P. Howard. (2012). Motion aftereffect in depth based on binocular information. Journal of Vision, 12(1):11, 1-15.
  • Yuichi Sakano & Hiroshi Ando. (2010). Effects of head motion and stereo viewing on perceived glossiness. Journal of Vision, 10(9):15, 1-14.
  • 坂野雄一,金子寛彦,松宮一道. (2004). 両眼視差と遠近法情報の統合過程における視距離と過去の経験の影響.光学,33(2), 110-121.

<テレビ・新聞掲載、受賞等>
  • 朝日新聞(2021年4月5日夕刊):『「つや肌」脳が喜ぶ 情報通信研究機構が特定 快楽に関わる領域「マット」「テカリ」より活性化』
  • 朝日新聞デジタル (2021年3月22日4月5日4月23日(英語版)):『「つや肌」に魅力感じるのは? 脳活動を特定』
  • 産経新聞(2021年6月15日夕刊):肌の魅力 快楽中枢で「判定」 つや・テカリ・マット 脳活動に変化.
  • NHK 「クローズアップ現代+」(2016年5月31日):「あなたの脳を改造する!? 超・映像体験(バーチャルリアリティー)」。
  • 日経産業新聞(2014年10月24日):「情通機構 光沢の認識 脳の3カ所で デザイン開発に応用」
  • 第15回建設ロボットシンポジウムにて優秀論文賞受賞(2015年9月):高解像度立体映像による建設機械の遠隔操作.伊藤禎宣,坂野雄一,茂木正晴,西山章彦,藤野健一,北原成郎,岡本仁,安藤広志.
  • 第4回錯視コンテストにてグランプリ(1位)獲得 (2012年11月3日):天秤錯視(坂野雄一、安藤広志) 。
  • 第3回錯視コンテストにて入賞(2位) (2011年12月3日):Walking Robot(坂野雄一、安藤広志) 。

略歴

  1. 2022年~ 愛知学院大学 心理学部 教授
  2. 2020年~2022年 国立研究開発法人情報通信研究機構 主任研究員
  3. 2012年~2020年 国立研究開発法人情報通信研究機構 研究員
  4. 2009年~2012年 国立研究開発法人情報通信研究機構 専攻研究員
  5. 2006年~2009年 株式会社 国際電気通信基礎技術研究所(ATR) 研究員
  6. 2004年~2006年 York University (カナダ・トロント) Postdoctoral Fellow
  7. 2004年 東京工業大学 総合理工学研究科 物理情報システム創造専攻 博士課程修了 博士(工学)